カンフー・パンダ

カンフー・パンダ(Kung Fu Panda)
★★★☆
監督:マーク・オズボーン&ジョン・スティーヴンソン
音楽:ハンス・ジマージョン・パウエル

吹き替え版で鑑賞。師匠が青野武じゃないのと、エンディングのジャニ歌は減点。
カンフーマニアのさえない青年が、偶然か必然かカンフーマスターへの道を歩むことになるというプロットは、奇しくも日本では同日公開になった『ドラゴン・キングダム』と同じプロット。カンフー好きはやはりあこがれるんでしょうか、自分が運命に導かれカンフーマスターになることを。
全体的にはドリームワークスお特異のルーニーテューンズ風のドタバタアニメですが、タイ・ランの脱走シーンや橋の上での戦いなどのアクションは、ただでさえ常人を超えたカンフーにアニメならではの動きを作っていて目が釘付け。
あるがままの自分を受け入れることこそが真のドラゴンマスターへの道であるという教えは『シュレック』に通じるところがあって、やはりドリームワークス作品だな、と思わされました。
あー、しかし師匠の声は予告での青野武の声がピッタリだっただけに別人だったときのショックは大きかったことよ。他の日本語キャストはよくあるタレント吹き替えにしては合格点(ジャッキーがちゃんと石丸博也な点も○)。本物のドラゴン当てたことある中尾彬がドラゴンマスターになりたくてダークサイドに陥ったタイ・ランを演じているのは粋ですな。