幸せの1ページ

幸せの1ページ(Nim's Island)
★★☆
監督:マーク・レヴィン&ジェニファー・フラケット
出演:アビゲイル・ブレスリン, ジョディ・フォスター, ジェラルド・バトラー

ジョディー・フォスターの『名探偵モンク』ばりの潔癖症、引きこもり作家ぶりは笑えて新境地を開いているとは思いますが、せっかく彼女が勇気を出して、助けを求めてきた女の子・ニムの住む島に七転八倒して出かけてもやることがなにもなく「私のイメージと違う」と彼女に罵倒された挙句、しかもあんなオチではあいた口がふさがりません。本来ならジョディー・フォスターがニムの島に着いたところから映画が転がり始めるはずなのですが、スタートしてすぐゴール、みたいな作品でした。ていうか、そんなオチならジョディー・フォスターの苦労はなんだったんだ、と言いたい。
アビゲイル・ブレスリンの島の生活パートも『ロビンソン・クルーソー』現代版みたいで面白いのですが、どうにも2つのパートがうまく融合しないまま終わってしまったと言う印象です。
ちなみに原作は小学生向きの本棚においてありました。最初から子供向きの映画なのね。