しばらくお休み

リアルで鬱病がひどくなってしまったので、長文アップはしばらくお休みです。これからは★取りと短文をアップしていく予定です。

容疑者Xの献身:★★★☆
主人公が天才物理学者である必要性はないよなぁ、と思いましたが、和製ミステリ映画としてはなかなか面白く見られました。ミスリードがうまく、事件に巻き込まれる人物模様の悲劇性も良いです。しかし松雪泰子という人はこんな薄幸の女性演じておきながら、デスレコードの社長みたいなビッチまで演じられて、演技の幅が広いですね。

アイアンマン:★★★
驚きの安定感。近年のアメコミ映画史上最もノーテンキなラストだと思いましたがスキです。東映の朝の人たちはこれ見て金属感の出し方をよく勉強しておくように。

デトロイト・メタル・シティ:★★☆
原作もそうですが、そうなる前に気づけよ!というのがとりあえずのツッコミ。根岸が本来音楽で与えたい「夢」とクラウザーが信者に与えてる「夢」が根本的に違うので、後半「夢」に向かって二つの人格が同化していく様が完全に破綻してます。

イキガミ:★★
原作と同じ欠点を抱えています。何故国繁法で国が豊かになるのか説得力が全くありません。命の大事さを教えるために1000人に1人死ぬことが、GDPの上昇、自殺率の減少することに直接結びついてないのです。そんなことしなくても事故や事件で人は毎日バタバタ死んでるわけですから。大体海外で生まれた日本人の扱いはどうなるの?とか旅行中にイキガミが発行しちゃったらどうするの?とかツッコミどころ多すぎ。しかもデストピアもので感動話というのがそもそも気持ち悪いです。

次郎長三国志:★★
竹内力は映画のバランスを崩す存在感ですが、それくらいの変化球がないと退屈な作品でした。粋じゃないです。ところで11月にマキノ雅彦のオリジナル版をBS2でまとめて放送してくれるんですが、タイミング逸してません?