木曜洋画劇場終了

本日をもって木曜洋画劇場は41年の歴史に終止符を打ちました。ここ数年のイカれた次週予告(多分チャック・ノリスの『プレジデントマン 地獄のステルスコマンドー』(サムラーイサムラーイブシドー)あたりからタガがはずれだしてる)はロウソクが燃え尽きる直前の最後の勢いだったのかもしれませんね。もっともアフターバーナーといってもいいぐらいでしたが(「ホプキンスがハプニング!」とか「あんたー!」とか、本編中に言ってないセリフを字幕につけたり(時には『ドリヴン』のときのようにま逆のことを言わせたり)とかね。枚挙に暇なし)。メジャー局がとりこぼすB級映画や、意外な拾いものをすくいあげてくれたり、どーしよーもないシロモノを吹き替えで意外に見られる作品にしたり、欠陥のあった吹き替え版を新録しなおして決定版にしてくれたり(『アンタッチャブル』『エントラップメント』あたりは参りました)と、TV映画枠の中で一番映画で遊びながらも、見る人を楽しませてくれる枠だったと思います。
しかーし!木曜魂は『水曜シアター9』に受け継がれることは間違いないでしょう。なにしろその番宣わずか1分ほどの映像のために(木曜洋画の最終回のラストに流れた)わざわざ大塚明夫石丸博也玄田哲章の3人を呼んで宣伝させてるんですから。
さしあたりはささきいさお版『追撃者』と広川太一郎版『スパイゲーム』をノーカットでリピート放送してはもらえないでしょうか。まだHDDレコーダー持ってない頃に放送されたんでDVDメディアに保存できなかったんですよ。最高の吹き替えでした(映画としても両方好きなので)。