2011年映画初めはアンストッパブル

アンストッパブル:★★★?
監督:トニー・スコット

アンストッパブルとはトニー・スコットのことだと思った次第。チャカチャカした編集と無駄なズームイン&アウトの繰り返しと映像が落ち着くことなし。話も起承転結のつけ方おかしいんじゃないかというぐらい延々とクライマックスの連続。まさに止まらない監督。
なのだけど、自分の体調管理が悪くて中盤から舟こいじゃったんですな。眠くて眠くて。まさか大好きなトニー・スコット映画でこんな状況に陥るとは・・・。
自分の理解した範囲では、今回またしても親子のモチーフが使われています。デンゼル・ワシントンクリス・パインの関係は師弟関係とも言えるし、もっと言えば『トップガン』『デイズ・オブ・サンダー』『クリムゾン・タイド』の擬似親子の関係でしょう。父親に反抗する息子の姿がクリス・パインに透けて見えました。また、クリス・パイン自身父性を失いつつある父親であり、その父性は男らしい仕事により取り戻されるという、一世代昔の父親観がありました。
体調万全で見れば多分面白い映画だったはず。こんなんで今年大丈夫なのかね?