キック・アス/ソーシャル・ネットワーク

グリーン・ホーネット』なんて見ないで『完全なる報復』見ればよかったなー。脚本がカート・ウィマーだって知らなかったよ。

キック・アス:★★★☆
ヒロイックなエピソードを伴わないヒーローの誕生がテーマなのだけど、明らかにその誕生に悲劇性があるビッグダディとヒットガールの物語の方が面白いのは監督としては誤算だったのではないだろうか。やっぱりボンクラな高校生が悪戦苦闘してヒーローのふりをしようとする痛々しい話より、動きがスマートで多少病んだヒーローとヒロインの話のほうが映画としては吸引力が強い。
ヒットガールの華麗なアクションに人間の肉体表現の可能性というものを考えさせられる。ガンカタがここでも活きていたうれしい限り。


ソーシャル・ネットワーク:★★★☆
純粋に無垢な悪の話。ハタから見るとホントに迷惑な主人公だよ。自分が悪いことしてるって言う自覚がないんだもの。最後明らかになるフェイスブック立ち上げの動機の一端は歪んだ愛情のオブセッション。こりゃサイコパスですね。
日本の映画会社は早くひろゆきを主人公にした映画を作ること!